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お姫様はドラゴンにさらわれました
第4章 お残しは許しません
ヒールダートの指が、私の唇に触れた。

「姫様のここ、美味しそうだなぁって」

ガタン!

反射的に立ち上がる。

心臓がドキドキしている。

恥ずかしいのと、腹立たしいのと。

テーブルから離れようとしたが、ヒールダートの手が、私の肩をがっちりとつかんでいた。

「まだイチゴ、残ってますよ?」
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