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お姫様はドラゴンにさらわれました
第4章 お残しは許しません
「ぐっ――!?」

イチゴが指ごと突っ込まれた。

そのままヒールダートの人差し指と中指が、私の口の中をかき混ぜる。

反射的に歯を立てたが、ヒールダートは意に介さない。

口の中を、彼の指が蹂躙する。

イチゴが潰れていく。

悔し涙で視界がにじむ。


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