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姫はひそやかに咲き乱れる~戦国恋華【れんか】~
第4章 花冷え
邦昭に揺さぶられ、思うがままに快感を受け止めながら、膝にまたがった徳姫は恍惚とした表情を浮かべる。最早、耳に届く邦昭の声も全く意味をなしてはおらず、男に与えられる悦楽を受け止めるだけで精一杯だった。
「教えてくれ、徳。俺のどこが、あやつと違うのだ」
徳姫は何も応えず、うっとりとした笑みを浮かべ身体を揺らし、腰を振り続ける。
次の瞬間、徳姫の中で熱い飛沫が弾け散り、邦昭は精のすべてを愛する女の奥へと注ぎ込んだ。