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第1章 プロローグ

『あッあッ…ダメ…イクッまたイクぅ――！』




学校に着くなり、兎野(ｳﾉ)小雪は担任の熊谷(ｸﾏｶﾞｲ)に体育教官室に呼び出された。

部屋に入った途端耳に飛び込んできた嬌声に驚いて目を向けると、デスクトップパソコンの画面では豊かなバストがアップでゆっさゆっさと揺れている。



――コユキちゃん、こんなにカワイイのにまだ処女だったんだ？

男女が交わる動画に触発され、１週間前の、覆面を被った男達のはしゃぎ声と身体を二つに引き裂かれるような痛みが蘇り、小雪は口元を手で覆って込み上げる吐き気を堪(こら)えた。