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剣道少女の憂鬱
第12章 それぞれの思惑
半分ほど抜いた頃、
「え、ここで!?」
「大丈夫、さっき熊谷先生が帰るの見たから」
ガラッと引き戸が開けられた。

「ッ!?」
サヤは息を止め、下半身丸出しのまま身を竦ませる。

机の前面は塞がれているため入り口の方からサヤの姿は見えないはずだが…




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