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第4章 サヤの涙

『相談』とは、つまり先ほどサヤに要求したのと同じコト…つまり大事(おおごと)にしたくなければセックスさせろと小雪に言うつもりなのだろう。

(別に想いを交わした相手がいるわけでもない。私が少しの間おぞましさと痛みに耐えれば小雪を守れる…？)
サヤは俯いて唇を噛みしめた。


「…出ていかないって事は、俺とセックスする気になったと解釈していいのか？」
確かめるようにサヤの顔を覗きこむ。


「そうだ、私が相手をする。ただし、」