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剣道少女の憂鬱
第14章 熊谷の幸運、都の不幸
俺は壁のスイッチを切り、なに食わぬ顔でベッドに腰かけてバスタオル姿の都を出迎えた。

ほんのり頬を染めた風呂上がりの都は、なんともいえない良い香りがする。


「脱がせてくれませんか、鹿沼先生?」

横柄な態度で言うと、キッチリ五秒睨んでから俺のジャージのファスナーを下ろした。





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