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第16章 黒い繋がり

―――…

目の前に並べられたのは、熊谷と都がラブホテルに出入りしている何枚かの写真だった。

「どうして、こんな…」
呟く都に
「どうして？それはこちらの台詞だよ、都さん」
汗で曇ったメガネを拭きながら学園長の鹿沼は口を尖らせた。

愛する夫の兄とはいえ、鹿沼のそういう子供じみた態度を見るたび都は虫酸が走る。

だがしかし、今はそれどころではない。