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剣道少女の憂鬱
第26章 始末
どうしようかと思ったが、やはり気になって熊谷は学園長室に向かった。

近づくごとに増える野次馬を掻き分け、人垣の一番前に陣取りドアを眺める。

やがて警察官らしき二人組に両脇から抱えられた鹿沼が出てきた。

「何かの間違いです、僕は淫行なんて絶対にしてない…!」

鹿沼の背中を見送り、熊谷は人混みに紛れてその場を離れ、急ぎ足で体育教官室へ戻った。




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