この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
剣道少女の憂鬱
第5章 熊谷の陰謀
―――…
後始末をさせてからデータを渡し、
「この事は鷹月にゃ内緒だぜ?コレの存在を知ったら鷹月はきっと処分しちまうからな」
口止めして小雪を帰す。
熊谷は小雪が破棄するために動画を欲しがったのではない事を見抜いていた。
(鷹月も歪んだ女にばかりモテて、ある意味憐れだな。まぁ俺にゃ都合がいいが…ん?今、鷹月の声がしたような?)
廊下で話し声がしたかと思うと引き戸が乱暴に開けられた。
「だ、がはッ!!」
弾丸の如く飛び込んできたサヤにいきなり胸ぐらを捕まれ、締め上げられる。
「小雪に何をした!?」
「ッ…ッ…ッ…!」
(し、死ぬ…!!)
話どころか呼吸すらできず、熊谷は必死でサヤの手を叩いて解放を要求した。
後始末をさせてからデータを渡し、
「この事は鷹月にゃ内緒だぜ?コレの存在を知ったら鷹月はきっと処分しちまうからな」
口止めして小雪を帰す。
熊谷は小雪が破棄するために動画を欲しがったのではない事を見抜いていた。
(鷹月も歪んだ女にばかりモテて、ある意味憐れだな。まぁ俺にゃ都合がいいが…ん?今、鷹月の声がしたような?)
廊下で話し声がしたかと思うと引き戸が乱暴に開けられた。
「だ、がはッ!!」
弾丸の如く飛び込んできたサヤにいきなり胸ぐらを捕まれ、締め上げられる。
「小雪に何をした!?」
「ッ…ッ…ッ…!」
(し、死ぬ…!!)
話どころか呼吸すらできず、熊谷は必死でサヤの手を叩いて解放を要求した。