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第5章 熊谷の陰謀

(嗅覚の鋭さにも驚いたが、今度は決闘ときたか…まったく時代錯誤も甚だしいな)

昨日サヤはこの部屋から出てきた小雪と顔を合わせただけで直前まで何をしていたか悟ったと言い、熊谷は肝を冷やした。


小雪の機転により、すんでのところで絞殺刑執行を免れた熊谷は、性懲りもなくこの状況を利用しようと画策していた。


セクハラ教師の面目躍如である。