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限界Lovers
第28章 Difficult problem
目が覚めると朝になっていた。
隣からは健やかな寝息が聞こえる。
赤の下着は昨夜の情事でいつの間にか脱がされて、プレゼントに貰ったネックレスだけ身につけている。
指を伸ばしてネックレスに触れた。
赤ハート型の赤い石が可愛いネックレス・・・
遥斗の気持ちが嬉しかった。
遥斗が起きるにはまだ早いから、起こさないようにそっと腕を抜けようとすると・・・
「どこ行くの?」
またギュッと抱きしめられる。
「・・・おはよう、まだ早いから寝てていいよ」
「・・・・・・みなみも」
ギューッの力が強くなった。
「みなみはお弁当作るから」
「いいよ今日は・・・」
「みなみが作りたいの。・・・でも冷蔵庫何かあるかな」
「ない、なんもない」
遥斗はすっかり甘えん坊モード。
さりげなく胸を触るのも忘れない辺りが可愛いなんて思ってしまったり。
「みなみがいない間何食べてたの?」
「気が向いたら弁当買ったり・・・鈴木が居た時は鈴木が作ってくれたり・・・あとは食欲も大してなかったから別に」
遥斗の食の意識が心配になった。
「・・・・もうみなみ遥斗を一人にはできないかも」
「俺もみなみが居なくちゃ生きていけないかも」
それからちょっとだけイチャイチャして起きると遥斗も着いてくる。
おっきい子どもみたいなんて胸の奥がくすぐったい。
あるもので朝食だけ作っている時も相変わらず遥斗はくっついていた。
「なぁ・・・あの下着も姉貴の差し金?」
「えっ?うん・・・」
「・・・・何か悔しいな」
「どうして?」
「・・・いや、みなみとあの穴あきパンツのアンバランスさとか・・・絶対狙ってやっただろアイツ」
「?」
「やっぱりみなみの下着は俺が選ぶ」
結構くだらない事を噛み締めるよう言い切る遥斗。
遥斗にとっては何やら重大問題らしいけど・・・
「遥斗が喜ぶならみなみは何でもいいよ」
「もっとエロいの穿きたいとか駄々捏ねないのかよ」
「んー、エッチな下着は奥が深すぎたから」
とりあえず満足・・・かな?
遥斗をソソれるものならエッチなのでもダサいのでも何でも。
・・・そう言うと遥斗は感極まってまた私にエッチな邪魔をする。