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限界Lovers
第9章 お仕置きだよ、お姫様
「いっぱいナカで出しちゃったな」


「うん…」


「スゲー病み付きになりそう…」


「…みなみも」



また抱き合って互いの体温を確かめる。



「…で?反省したか?」


「ん?」



「お仕置きだよ。失神するほどヤられただろ!?」


「んー…あんなお仕置きならまたされたいかも…」


「はあっ!?」


「でももうあんなことは絶対しない。みなみが逆の立場なら嫌だもんね。でも…」



「でも?」


「……お仕置きはまたされたい」


ニコッとみなみが笑う。
その笑顔と指し示す内容があまりにも駆け離れてて無性に恥ずかしくなった。



「本っ当変態!」


「それは遥斗でしょー」




二人でじゃれ合いながらゆるゆると夜が過ぎていく。


お土産は明日の朝でいいかとか、さっきのみなみは可愛かったとか…
とり留めのないことを思いながら俺は決心を新たにする。



「…社内試験に合格する、そしたらみなみにプロポーズする!」



そして…



「このアパートから出ていく!!」



忌まわしきはこのアパートかもしれない。
ホモのオカマやみなみを狙う童貞野郎…



あと少しの我慢だと自分に言い聞かせ、スヤスヤと眠るみなみを抱きしめた。



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