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ビターチョコレート
第5章 愛しさと背徳の背中合わせ。
私の毎日は、
パートに行き、
帰ると家事をし、
暇な時間や許された時間に、
パソコンを開き、
チャットを楽しむ。
不倫さえしてなければ、
誰かに咎められるような事もない。
なぜ、
不倫に走ったか?
家に無関心な夫。
亭主関白までは我慢出来た。
どちらかといえば、
自分の父親もそんな感じだった。
加えて、酒癖も悪い父親だった。
そんな父親に母も堪えていた。
男なんて、
所詮そんなものと思えた。
でも、歯車は狂い出した。