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ビターチョコレート
第5章 愛しさと背徳の背中合わせ。
「マリちゃん。
私達さ、周りから見たら、
幸せな奥さんかもね?」
アユはニッコリ笑う。
そして話を続ける。
「私達が疲れた主婦に見えないでしょ?
こうして女で居られるのは、
恋をしているからよ。
恋を知らなかったら、
疲れたおばさんになっていたわ。
旦那以外を知らない女。
きっと寂しい女。
義理のセックスしか知らないで老けてゆくのね。
いつしか乾いてしまっても、
歳のせいにして生きる。
平凡だけど、マトモな女で終われたかも?
でも、私とマリちゃんは平凡を選ばなかった。
平凡で終わらない相手がパートナーだった。
誰も、不倫を前提に結婚なんてしないわ。
そういう気持ちにさせたパートナーが悪いのよ。
だから、寝取られて泣くならさ、
泣く前に何とかしたら?
って思うわ。
不満があるから離れちゃうのよ」
私はアユに共感する。
そうよ。
不倫なんてしたくなかった。
不倫をする為に結婚したわけじゃない。
私達さ、周りから見たら、
幸せな奥さんかもね?」
アユはニッコリ笑う。
そして話を続ける。
「私達が疲れた主婦に見えないでしょ?
こうして女で居られるのは、
恋をしているからよ。
恋を知らなかったら、
疲れたおばさんになっていたわ。
旦那以外を知らない女。
きっと寂しい女。
義理のセックスしか知らないで老けてゆくのね。
いつしか乾いてしまっても、
歳のせいにして生きる。
平凡だけど、マトモな女で終われたかも?
でも、私とマリちゃんは平凡を選ばなかった。
平凡で終わらない相手がパートナーだった。
誰も、不倫を前提に結婚なんてしないわ。
そういう気持ちにさせたパートナーが悪いのよ。
だから、寝取られて泣くならさ、
泣く前に何とかしたら?
って思うわ。
不満があるから離れちゃうのよ」
私はアユに共感する。
そうよ。
不倫なんてしたくなかった。
不倫をする為に結婚したわけじゃない。