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ビターチョコレート
第5章 愛しさと背徳の背中合わせ。
私は現実に戻る。
夕飯の買い物をして、
主婦の顔に戻り家路に辿り着く。
リビングのソファーで、
寝転びながらゲームをしている翔太。
「ただいま、翔太」
「お帰り、ママ」
夫はまだ帰らない。
結婚してから帰宅は遅い時間。
休みは平日。
家族団欒などは年に数回。
翔太も父親の居ない時間を、余り寂しがらない。
これが普通のだと思っている。
私も夫を余り必要に思わない。
翔太と二人きりの方が楽に思えた。
「翔太、
今日は、肉じゃがコロッケにするよ」
「ヤッタ!!」
翔太の大好物を作る。
不倫をしていても、子供は大事。
子供に顔向け出来るの?
そう責める人も居るだろう。
顔向け出来ないから、
必死で隠すんだよ。
甘い情事も自分の心におさめて。
夕飯の買い物をして、
主婦の顔に戻り家路に辿り着く。
リビングのソファーで、
寝転びながらゲームをしている翔太。
「ただいま、翔太」
「お帰り、ママ」
夫はまだ帰らない。
結婚してから帰宅は遅い時間。
休みは平日。
家族団欒などは年に数回。
翔太も父親の居ない時間を、余り寂しがらない。
これが普通のだと思っている。
私も夫を余り必要に思わない。
翔太と二人きりの方が楽に思えた。
「翔太、
今日は、肉じゃがコロッケにするよ」
「ヤッタ!!」
翔太の大好物を作る。
不倫をしていても、子供は大事。
子供に顔向け出来るの?
そう責める人も居るだろう。
顔向け出来ないから、
必死で隠すんだよ。
甘い情事も自分の心におさめて。