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第6章 形。

いつもの朝。
まとまった連休。
仕事は休み。
翔太は夫の実家に泊まりで遊びに行く。
隆司は仕事。

家事が終われば、
私は自由。

ゴールデンウィークの青空には恵まれなかった為、
洗濯は無理ね。
部屋を片したら、
紅茶でも淹れてクッキーでも食べよう。

誰にも邪魔されない休日は、
幸せなひと時。

レンには会えない。
暗黙の了解。

長い休日に会えた事なんてない。
子供が居ないレンの家庭。
きっと、レンは奥様に家族サービスをする。
二人っきりでこの連休を過ごす。
セックスがなくても、
ルームシェアしているような友達夫婦だとレンから聞いている。


あれだけ激しいセックスを私とするのに、
レスなんて堪えられるの？

レスだから激しいの？

私は床に掃除機をかけながら、
レンの事を考えた。