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ビターチョコレート
第9章 不倫の果て‥‥‥未来へ
重なり合う身体。
私の中に雅人が入る時、
一つになる。
堅い絆で結ばれたような、
錯覚を起こす。
雅人が自分の一部になり、
最も深い愛で包まれる。
多分、
私達は結ばれない。
ならば‥‥‥‥
来世なら‥‥‥‥
あなたに最も愛される女に生まれる、
可能性を秘めたい。
「ねぇ、雅人
きっとあなたは前世、
私のお兄さんだったのかも?」
「どうして?」
「あなたに安心するから。
そして現世は‥‥
秘密の恋人に生まれ変わったから」
私に覆いかぶさりながら、
笑う雅人。
「梓は相変わらず面白いね。
その奇想天外な発想。
でも、そんな言葉を言う梓が可愛いよ」
「ねぇ、
約束して
来世は私の一番近くに生まれて」
雅人は私の髪を優しく撫でて、
「あぁ、約束するよ」
「来世こそは、
堂々と手を繋いで歩く愛し合う、
二人になりたい。」
「俺もだよ。」
私達は優しいキスをする。
それは‥‥‥‥‥
遠い未来への約束のキス。
今は‥‥‥
どんなに頑張っても‥‥‥
結ばれないのよね?
私の中に雅人が入る時、
一つになる。
堅い絆で結ばれたような、
錯覚を起こす。
雅人が自分の一部になり、
最も深い愛で包まれる。
多分、
私達は結ばれない。
ならば‥‥‥‥
来世なら‥‥‥‥
あなたに最も愛される女に生まれる、
可能性を秘めたい。
「ねぇ、雅人
きっとあなたは前世、
私のお兄さんだったのかも?」
「どうして?」
「あなたに安心するから。
そして現世は‥‥
秘密の恋人に生まれ変わったから」
私に覆いかぶさりながら、
笑う雅人。
「梓は相変わらず面白いね。
その奇想天外な発想。
でも、そんな言葉を言う梓が可愛いよ」
「ねぇ、
約束して
来世は私の一番近くに生まれて」
雅人は私の髪を優しく撫でて、
「あぁ、約束するよ」
「来世こそは、
堂々と手を繋いで歩く愛し合う、
二人になりたい。」
「俺もだよ。」
私達は優しいキスをする。
それは‥‥‥‥‥
遠い未来への約束のキス。
今は‥‥‥
どんなに頑張っても‥‥‥
結ばれないのよね?