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ビターチョコレート
第1章 抱かれ上手。
こうして情事を重ねる事により、家庭との調和をはかり、
罪悪感から家族に対しての不満を飲み込んだり、不思議とやましい自分を隠す事で、興味のなくなった夫にも、優しくなれた。
そして、女を忘れない時間を作る。
パートで稼いだ、僅かばかりの小遣いで、下着を買ったり、洋服や靴を買ったり。
美容室に行ったり、化粧品を試したり。
身だしなみを気にする女で居られる。
レンと肌を合わせて、私は安心感を買う。
『女なんだという‥‥』
恋なのか?
セックスだけで結ばれてるのか?
そんなに寂しい女なのか?
私は自分の心に問う。
どちらにしろ、乾いた心に水を注ぐような、
そんな、砂漠の中のオアシスを探していた。
罪悪感から家族に対しての不満を飲み込んだり、不思議とやましい自分を隠す事で、興味のなくなった夫にも、優しくなれた。
そして、女を忘れない時間を作る。
パートで稼いだ、僅かばかりの小遣いで、下着を買ったり、洋服や靴を買ったり。
美容室に行ったり、化粧品を試したり。
身だしなみを気にする女で居られる。
レンと肌を合わせて、私は安心感を買う。
『女なんだという‥‥』
恋なのか?
セックスだけで結ばれてるのか?
そんなに寂しい女なのか?
私は自分の心に問う。
どちらにしろ、乾いた心に水を注ぐような、
そんな、砂漠の中のオアシスを探していた。