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ビターチョコレート
第4章 ビターチョコレート

苺の帽子を被ったサンタのタルト。
可愛かった。
食べちゃうのが惜しいくらい。
いつもの空間を辿る。
現実を忘れてしまうオアシスに二人きり。
安心できる密室という空間へ。
「メリークリスマス‼︎
少し、早いけど」
「メリークリスマス‼︎
レン」
ピンク色のシャンパンを、
ホテルの安っぽいグラスに注ぐ。
キレイな色だった。
でも、注がれたグラスはありきたりで
シャンパンの上品さまで演出出来ない。
訳ありの二人の空間に、相応しいと思った。
どんなに美味しく、
高いシャンパンでも、
注ぐ器がそのものを決めるかのように‥‥
「レンとクリスマス出来て良かった」
それでも、愛しい時間。
可愛かった。
食べちゃうのが惜しいくらい。
いつもの空間を辿る。
現実を忘れてしまうオアシスに二人きり。
安心できる密室という空間へ。
「メリークリスマス‼︎
少し、早いけど」
「メリークリスマス‼︎
レン」
ピンク色のシャンパンを、
ホテルの安っぽいグラスに注ぐ。
キレイな色だった。
でも、注がれたグラスはありきたりで
シャンパンの上品さまで演出出来ない。
訳ありの二人の空間に、相応しいと思った。
どんなに美味しく、
高いシャンパンでも、
注ぐ器がそのものを決めるかのように‥‥
「レンとクリスマス出来て良かった」
それでも、愛しい時間。

