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MonsterFucker(ライト版)
第2章 読みきり(中)
男は、機動力のあるチェインメイルをインナー代わりに着込んだ上に痛んだ立襟の黒いコート、そして革のブーツで身を固めている。
一見シュヴァリエ(貴族騎士)のようだ。

そして銀の長髪と白い肌にやや尖り気味の耳。
彼の血は、ロードスでは非常にめずらしい。

彼の母は、白エルフと黒エルフのハーフである。
父は人間だ。

三種類の血が入り混じる。
もしも、彼が褐色肌であれば魔人などと言われてしまうかもしれない。

男の名はライクという。

ロードスを旅する魔法戦士で傭兵を生業としている。
だが、戦争には参戦しない。

領主に困った領民からの依頼しか受けていない。
ロードスでは領地を省みない領主が多い。
貴族の犠牲になるのが平民であるという考えがロードスには根づいているからだ。

だが、この村には領主たる爵位がいない。
モスの国境沿いではあるが無法地帯なのだ。

しかしながら、草原の狼と呼ばれるほど恐れられた村でもある。

そして、ハーピー退治に成功した傭兵はいない。

ライクが、この依頼を受けに村に訪れたのは昨日である。
出現地区の見回りをしていると大胆にもハーピーが畑に舞い降りてきたのだ。

ハーピーは、計画していたのか?
畑仕事が終わった夕刻の時間帯だった。

野菜を食べている。
美しい桃色のふわふわな髪。
たれ目だが、無駄な肉のない身体で少女のようなハーピーだ。

村長から聞いた通りのハーピーの姿だ。

銀貨二枚の条件は生け捕り、もしくは死体の引渡しである。
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