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みんな同じ空の下
第11章 軟禁生活
「レンカ?」
「今は落ち着いてきているけど、極度の緊張からくる熱と上腹部症状。…私達があんな所に閉じ込めたせいだわ。薬師のくせに、厠に連れて行った時に気づいてあげられなかった。だから、ごめん」
レンカがぐっと頭を下げる。
それに対して、リノは静かにかぶりを振った。
「…私は、あなた方の拠点を捜していた警備局の人間ですから危険視するのは当然です」
「それでも、謝る。下手をしたら、私達は貴女を死なせるところだったから。そんなこと、シバ様も私達も望んでいないから」
「今は落ち着いてきているけど、極度の緊張からくる熱と上腹部症状。…私達があんな所に閉じ込めたせいだわ。薬師のくせに、厠に連れて行った時に気づいてあげられなかった。だから、ごめん」
レンカがぐっと頭を下げる。
それに対して、リノは静かにかぶりを振った。
「…私は、あなた方の拠点を捜していた警備局の人間ですから危険視するのは当然です」
「それでも、謝る。下手をしたら、私達は貴女を死なせるところだったから。そんなこと、シバ様も私達も望んでいないから」