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みんな同じ空の下
第12章 月夜の泉
リノの容態は三日もすると、すっかり落ち着いた。
「レンカ、体を洗いたいのですが、もう動いても?」
リノが訊くと、レンカは少し思案してから、頷いた。
「そうだね、体の状態は落ち着いたし…。うん、構わないよ。村の東に泉があるから夜になったらそこに行って体を洗うといい。男共は夜は酒を飲んでいるから裸を見られる心配もないしね」
リノはほっと息をついた。
濡れた布で体を拭いたり、汗をかいたら着替えをするくらいはしていたが、それではどうにも物足りなかった。
久々に汗を洗い流せる。
それまでリノは静かに夜を待つことにした。
「レンカ、体を洗いたいのですが、もう動いても?」
リノが訊くと、レンカは少し思案してから、頷いた。
「そうだね、体の状態は落ち着いたし…。うん、構わないよ。村の東に泉があるから夜になったらそこに行って体を洗うといい。男共は夜は酒を飲んでいるから裸を見られる心配もないしね」
リノはほっと息をついた。
濡れた布で体を拭いたり、汗をかいたら着替えをするくらいはしていたが、それではどうにも物足りなかった。
久々に汗を洗い流せる。
それまでリノは静かに夜を待つことにした。