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みんな同じ空の下
第3章 男を装う女
ハクトが地図上の三ヵ所を指で順番に示した。
「だが、この三カ所それぞれに人は多く割けない。昼夜を問わず王都の警備に人員は要るし、地方の支部の人間に頼んでもいいが、その者が信用に足るかもわからないのに安易に要請するのも不安がある。まあ、一カ所に一人が限界だな」
とん、とハクトは卓に軽く手を着いた。
「だから、まだ誰にするかは決めていないが、警備局内でも確実に信用できる者に捜索は任せる。当たりならそのまま潜入をし、内部を調査させる。今はもう少し奴らを泳がせておくことにしよう」
「だが、この三カ所それぞれに人は多く割けない。昼夜を問わず王都の警備に人員は要るし、地方の支部の人間に頼んでもいいが、その者が信用に足るかもわからないのに安易に要請するのも不安がある。まあ、一カ所に一人が限界だな」
とん、とハクトは卓に軽く手を着いた。
「だから、まだ誰にするかは決めていないが、警備局内でも確実に信用できる者に捜索は任せる。当たりならそのまま潜入をし、内部を調査させる。今はもう少し奴らを泳がせておくことにしよう」