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みんな同じ空の下
第17章 シバ・スニヤ ~其の弐:龍を咬む者~
警備局に動きがあれば、男が伝達役の人間に接触する。
伝達役の人間は受け取った情報をシバに届ける。
その情報を元に拠点地移動について数日検討し、その内容を伝達役の人間に託し、男に伝わるようにする。
これで連絡方法としては充分だった。
その証拠に、二年間、咬龍団は与えられた情報を元に動き続けることができた。
だが、警備局は先日、絞り込んだ各捜索地に捜索者を内密に送り込んだ。結果、リノは咬龍団の拠点地に辿り着いた。
彼女が警備局の人間だと判ってからその日のうちに捕らえはしたが、殺すまではしなかった。
自分達は無闇に人殺しをする集団ではないし、そもそも無用な血を流すことはできるだけ避けたかった。
伝達役の人間は受け取った情報をシバに届ける。
その情報を元に拠点地移動について数日検討し、その内容を伝達役の人間に託し、男に伝わるようにする。
これで連絡方法としては充分だった。
その証拠に、二年間、咬龍団は与えられた情報を元に動き続けることができた。
だが、警備局は先日、絞り込んだ各捜索地に捜索者を内密に送り込んだ。結果、リノは咬龍団の拠点地に辿り着いた。
彼女が警備局の人間だと判ってからその日のうちに捕らえはしたが、殺すまではしなかった。
自分達は無闇に人殺しをする集団ではないし、そもそも無用な血を流すことはできるだけ避けたかった。