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みんな同じ空の下
第18章 雨宿り
「寒いんだろう。これなら多少は温かい」
「っ…」
リノとシバの肌が直に触れ合っている。
リノは泉でシバに抱かれた時のことを思い出し、自分の体温がぐんと上がるのを感じていた。
当然、シバにもその熱は伝わっていた。
一度は肌を重ね合わせたというのに、リノの生娘のような初な様子が、シバを煽る。
そっと首筋から鎖骨を手でなぞると、リノの肩がぴくりと小さく動いた。
「……リノ」
「…キオ、です」
小さく震える声で、リノは訂正した。
シバがリノの頭に手を伸ばし、髪を束ねている結び紐を解いた。しっとりと濡れた黒髪が下ろされる。
「っ…」
リノとシバの肌が直に触れ合っている。
リノは泉でシバに抱かれた時のことを思い出し、自分の体温がぐんと上がるのを感じていた。
当然、シバにもその熱は伝わっていた。
一度は肌を重ね合わせたというのに、リノの生娘のような初な様子が、シバを煽る。
そっと首筋から鎖骨を手でなぞると、リノの肩がぴくりと小さく動いた。
「……リノ」
「…キオ、です」
小さく震える声で、リノは訂正した。
シバがリノの頭に手を伸ばし、髪を束ねている結び紐を解いた。しっとりと濡れた黒髪が下ろされる。