この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
みんな同じ空の下
第4章 水鳴館(スイメイかん)の恋人
「ほら、ナミキさんも」
ニナがナミキの肩を揺する。
「ん…、あとで…ニナちゃんと、帰る…」
ナミキはニナの細い手首を掴み、そのまま完全に眠ってしまったようだった。
「警邏長、起き…」
リノが起こそうとすると、ニナが唇の前で人差し指を立てた。
「しばらく寝かせてあげましょう。どうせ店に残っているのは私と厨房にいる女将さんだけですし、起きたら帰しますから、キオさんもアンリさんも気にせずにお帰り頂いて構わないですよ」
ニナが柔和な表情を浮かべて言うので、リノとアンリはその言葉に甘えて水鳴館を出た。
ニナがナミキの肩を揺する。
「ん…、あとで…ニナちゃんと、帰る…」
ナミキはニナの細い手首を掴み、そのまま完全に眠ってしまったようだった。
「警邏長、起き…」
リノが起こそうとすると、ニナが唇の前で人差し指を立てた。
「しばらく寝かせてあげましょう。どうせ店に残っているのは私と厨房にいる女将さんだけですし、起きたら帰しますから、キオさんもアンリさんも気にせずにお帰り頂いて構わないですよ」
ニナが柔和な表情を浮かべて言うので、リノとアンリはその言葉に甘えて水鳴館を出た。