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みんな同じ空の下
第21章 偽りの恋と真実の愛
「水鳴館という酒場に人手が欲しいらしい。そこで働きながら、伝達役として動いてもらう。酒場で働いていたお前にぜひ任せたい」
シバが自分に仕事を任せたいと言っている。
ニナに断る理由はなかった。
「はい、やります…!お任せください!」
その後、ニナはシバに連れられて王都で咬龍団の後ろ盾をしているという男に会った。
「水鳴館自体は咬龍団と何ら関係がない。言動には気をつけるように」
そう釘を刺された後、男はニナに水鳴館の場所を教えた。
その日の内にニナは水鳴館を訪れ、田舎者ゆえ右も左も判らないがここで働きたいと女将に頭を下げた。
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