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みんな同じ空の下
第24章 反逆者たちは企む
「…たしか、彼女はあの方の補佐に就くという話では…」
「先日俺とその話をした直後に捕らえられたらしい。王都追放処分をくらって、今はおそらく南凪地方にいる」
「南凪?なぜ南凪に…」
「好いた男を追って行ったようだ。…もう、ここには戻らないだろう」
「…そうですか…」
レンカが残念だと言わんばかりに目を伏せると、シバが起き上がった。
「仲間は一人いなくなってしまったが、俺達のなすべきことは変わらない。今後のことについては、また明朝に皆を集めて話すことにしよう。ニナのことも伝えておかねばならないしな」
相も変わらず力強く頼もしい声に、レンカは引っ張り上げられるように顔を上げ、頷いた。
「わかりました」
「先日俺とその話をした直後に捕らえられたらしい。王都追放処分をくらって、今はおそらく南凪地方にいる」
「南凪?なぜ南凪に…」
「好いた男を追って行ったようだ。…もう、ここには戻らないだろう」
「…そうですか…」
レンカが残念だと言わんばかりに目を伏せると、シバが起き上がった。
「仲間は一人いなくなってしまったが、俺達のなすべきことは変わらない。今後のことについては、また明朝に皆を集めて話すことにしよう。ニナのことも伝えておかねばならないしな」
相も変わらず力強く頼もしい声に、レンカは引っ張り上げられるように顔を上げ、頷いた。
「わかりました」