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みんな同じ空の下
第7章 少女が「女」を捨てた日 ~其の弐:三年前~

リノへの恋情が募るほど、ハクトは自身の男としての欲に悩まされた。
あの唇に口付けたい。
肌を晒させて、欲望のまま、リノを抱きたい。
彼女が啼いて、乱れる様を見たい。
実行しようと思えば、いつだってリノを閨に引き込み、無理矢理抱くことくらいできた。
しかし、それはハクトの置かれている立場が許さなかったし、何よりリノの心を傷付けたくはなかった。
ハクトに出来るのは、友人として共に学ぶこと、リノを仕事に同行させて地方へ出掛けることだった。
あの唇に口付けたい。
肌を晒させて、欲望のまま、リノを抱きたい。
彼女が啼いて、乱れる様を見たい。
実行しようと思えば、いつだってリノを閨に引き込み、無理矢理抱くことくらいできた。
しかし、それはハクトの置かれている立場が許さなかったし、何よりリノの心を傷付けたくはなかった。
ハクトに出来るのは、友人として共に学ぶこと、リノを仕事に同行させて地方へ出掛けることだった。

