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第7章 少女が「女」を捨てた日 ～其の弐：三年前～

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数日後、舞砂の治療院にハクトを残し、リノは王都の邸に戻った。
「セン老師」
リノは邸の庭で剣を振るう老人に声を掛けた。
センはハクトの武術の師であり、かつて翔華国が領土争いの戦をしていた頃、数々の輝かしい戦績を残していたという。
「リノか。ハクト様の件なら聞いたぞ」
センの言葉にリノは短く頷いた。
「老師、私にもハクトと同じように武術を教えては下さいませんか」