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第10章 遭遇

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レンカに案内された家の中に入ると、食欲をそそるいい匂いが鼻腔を刺激した。
「ただいまー。ねえ、お客さん連れてきたよ」
レンカが大きな声で呼びかけると、杓子を持った少年が顔を出した。
「レンカさん、客って誰…って、うおっ！美人っすね！」
「何、どうしたの？」
「レンカが美人を連れて帰ってきたんだってよ」
わらわらと家の奥から人が現れ、リノを囲む。