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私達が人間を辞めた日
第14章 カウントダウン
「ンンッ...ンン...」
私は荷台から転がり下り、理佳の元を目指し芋虫のように床を這う...
乳首のピアスが床に擦れ...秘部のピアスも股で擦れ...顔の傷から垂れる血が床を汚す。
「ふーん...お前がどうやって俺達に復讐するんだ?豚が生意気に人間様に口答えするなよ...コイツみたいにブヒブヒ鳴いてろ」
「ンンッ!!?」
作業服の男は理佳を挑発し、私の後頭部を踏みつける....
それを見た理佳は...鉄格子を強く握った。
駄目です...理佳さん...もう...あと一回でも減点されたら...理佳さんは...
私がどうなっても構いませんから...辛くないですから...だって...私はもう...ただの玩具...なんです...
「その汚い足を退けなさい!!!早く!!このクズ!!!殺してやるッ!!!」
【ビーーーーーーーー】
『6番...不適切な発言...減点1...合計...5...上限...』
「ンンンンーーーーー!!!!」
私は暴れた...もがいた...叫んだ....
せめて...私も減点されて理佳と一緒に死のうと...
それでも...作業服の男は目的を終えたようにピタリと理佳を無視し...私を拘束して口を塞いだまま容易く檻に放り投げる。
私には...自分で減点される権利すら...無い...