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私達が人間を辞めた日
第3章 減点制度

意識が覚醒していく...
目を開けると何かが眼球に触れ、堪らず目を閉じた。
目元を拭いなんとか目を開けると、私の掌...そして顔中に精液が付着していた。

部屋を見渡すと男達はいない。代わりに作業服の男達が四人に増えている。

ああ...思い出した。
私は昂るまま肉棒を受け入れ続け、男達が絶頂する度に顔にぶちまけられる白濁液に...自分が汚される事に興奮さえ覚え、繰り返えされる絶頂に失神していた。

何も考えられない...
作業服の男に体を持ち上げられている事すら気付かずに、車椅子に乗せられた。
洗浄に使う部屋に移動する...ここまでの道程さえ覚えていない。

湿った冷たい床に転がされると昨日までの私なら羞恥に発狂するような行為が行われる。
全身に水を掛けられ...体中の垢をぼろぼろと落としながら乱暴に洗われた...
両手を押さえつけられ...体中の無駄毛を執拗に剃られる...
見ず知らずの男に髪を洗われながら歯を磨かれる...

体が綺麗になっていく事に寂しい気分になった...

洗浄が終わると、元の檻に放り込まれる。
男達が部屋を出ると泉が私に何か呼び掛けているようだが...言葉の意味すら理解できず...まともに拭かれていない髪からぽたぽたと落ちる水滴の音がしばらく続いた...
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