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私達が人間を辞めた日
第5章 真性の服従者

「早かったな」
男にリードを渡された寿は低い声で言う。
作業服の男がなにやら私の素直さを誉めていた気がするのだが...今の私には聞こえなかった...
凄い...その一言が頭に響く...
寿は私が今までセックスした数十人の男の誰よりも「雄」だ。圧倒的な力を感じさせる肉体に...身構えてしまう程の迫力...
体が...熱い....
「忠実なのは感心だな」
「あッ...はい」
気付けば作業服の男は退散している。急にリードを引っ張られ寿の股間の眼前に跪く私の髪が掴まれ、乱暴に顔を上げさせられた。
その腕力...鋭い目...そして男が私に対して初めて浴びせる見下しの視線に不思議な感覚が襲う...
「どれ程忠実か実行して貰おうか」
寿がバスローブを捲る...勃起する前でも解る...今までで一番大きい...
それに私の裸を見てまだ勃起しない男も初めてだ....
「はい。こんな大きいの初めてです」
私は反射的に口走っていた...顔は満面の笑みを浮かべているだろう。

