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夢のうた~花のように風のように生きて~
第4章 《運命の邂逅》
 徳松は定市を憐れむような眼で見た。
「それほどまでに惚れてるなら、何でもっと大切にしてやらねえ? 女に惚れるのと、手前の欲望だけで女を手込めにするのとは訳が違うぜ」
「そんなきれい事がよくも言えるものだな。どうせ、お前だって、お千香を抱いたんだろう? この私がさんざん弄んで手込めにしてやった女を歓んで抱いたんだろう」
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