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夢のうた~花のように風のように生きて~
第4章 《運命の邂逅》
「そのことは良い。それも俺は知らねえわけじゃないんだ。だが、お前の過去に何があっても気にならないように、そんなことも俺はどうでも良い。先刻も言ったろ、今の、そのままのお千香ちゃんが良いんだって」
「―徳松さん、私、嬉しい」
 お千香が涙を零すと、徳松は笑った。
「大好きだよ」
 徳松の手がそっとお千香のすべらかな頬に触れる。そのまま顔を持ち上げられたお千香の唇に、静かに徳松の唇が降りてきた。
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