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限りの月
第6章 出逢い
「じゃ、行こ」

グイッと腕を引っ張られた。

「…じゃあ、少しだけ…」

美織は高田の後をついて行った。



高田の家はコンビニから歩いてすぐだった。
二階建てのアパートで、部屋は一階の一番奥。

「散らかってるけど、ごめんな」

玄関には靴が何足か散乱していた。

「お邪魔します」

美織はキョロキョロと辺りを見回した。


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