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限りの月
第4章 亀裂
「!?」

だが、そこに美織の姿はなかった。

「…美織!?」

今の今まで繋がっていたのに、美織の姿がどこにも見当たらないのだ。


「美織! 美織!?」

哲は部屋中をあちこち見回した。
だがそんな数秒で移動するなんて不可能だ。

「…っ」

哲は愕然とした。


「美織が…消えた…?」




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