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喘ぐなら、彼の腕の中で
第22章 ★清算済み

莉央はもううんざりって顔をしてるけど、私の沈んだ気持ちは瞬く間に回復♪
昼間から肉焼いてみんなでビール飲んで、おばさんをお祝いして
莉央から贈られたお花を眺めながらって……すっごく素敵じゃないの~~!!
「もう2週間後だし、集まればの話だけど」
「莉央!おばさんにすぐ電話して聞いてみて!」
「あの人はどうせ暇だから問題ないけど、兄貴達が…」
「あ、もしもし! 翔ちゃん!?
今電話大丈夫ー?」
「………」
社長のおじさんと跡継ぎの一翔くんは、忙しいから無理かなぁ。
だけど、みんなで集まるなんて久しぶりだから、すっごく楽しみ!
あ、うちの家族はうるさいから置いておこ~っと。
「翔ちゃんもお嫁さんも大丈夫だって!」
「……あっそ」
「莉央~~! 私準備するよ!
やっぱり輪飾りとクラッカーは外せないよね!」
「………」
「近所のケーキ屋さん、まだやってるかな?」
どうしよう~~めちゃくちゃワクワクする!
おばさんの笑顔がさらに輝くような、楽しいバースデーパーティーを計画しよう!
「……はしゃぎ過ぎ。
リニューアルオープンまで忙しいんだから、余計な労力使うなよ」
「平気平気~~!
体力だけは自信あるんだから♡」
力拳を作った私を見て、莉央がふっと笑った。
……うん///
この笑顔の為にも、2週間仕事をがんばろう!
莉央を見つめ返して、その愛しい手をぎゅっと握った。

