この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
花の咲くころ
第4章 さ
「しゅんちゃぁぁぁ・・・・んっ」
ねっとりと指をあたしの中でかき回されて
初めての感覚に怖くなる。
「しゅんちゃ」
「花・・・」
その気持ちの良い感覚に怖くなって
ぎゅっとその腕に抱きついて目をつぶれば
駿ちゃんはゆっくりと指をあたしの中から引き抜いた。
息が荒くて、そんな自分にビックリして。
「花。初めて?」
駿ちゃんの少し驚いた声に恥ずかしくなったけど
素直にコクンとうなづいた。
「あ。そうか。ごめん」
その、ごめんはなんなのか。
駿ちゃんはぎゅっとあたしを後ろから抱きしめて
「でようか」
ともう一度首筋にキスをした。
2人と付き合ったけど。
駿ちゃん以上に好きにはなれなかった。
駿ちゃんを忘れたくて。
叶わぬ思いを忘れたくて付き合ってはみたけど。
そんな中途半端な気持ちで付き合った人と続く訳もないよね。
素直にバージンだと告げた後の「ごめん」は
どんな意味なんだろう。
夢ちゃんの代わりにしてごめん。かな・・・
代わりは所詮、代わり。なんだよね。
その夜、駿ちゃんはあたしの部屋には来なかった―――
ねっとりと指をあたしの中でかき回されて
初めての感覚に怖くなる。
「しゅんちゃ」
「花・・・」
その気持ちの良い感覚に怖くなって
ぎゅっとその腕に抱きついて目をつぶれば
駿ちゃんはゆっくりと指をあたしの中から引き抜いた。
息が荒くて、そんな自分にビックリして。
「花。初めて?」
駿ちゃんの少し驚いた声に恥ずかしくなったけど
素直にコクンとうなづいた。
「あ。そうか。ごめん」
その、ごめんはなんなのか。
駿ちゃんはぎゅっとあたしを後ろから抱きしめて
「でようか」
ともう一度首筋にキスをした。
2人と付き合ったけど。
駿ちゃん以上に好きにはなれなかった。
駿ちゃんを忘れたくて。
叶わぬ思いを忘れたくて付き合ってはみたけど。
そんな中途半端な気持ちで付き合った人と続く訳もないよね。
素直にバージンだと告げた後の「ごめん」は
どんな意味なんだろう。
夢ちゃんの代わりにしてごめん。かな・・・
代わりは所詮、代わり。なんだよね。
その夜、駿ちゃんはあたしの部屋には来なかった―――