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花の咲くころ
第4章 さ
「しゅんちゃぁぁぁ・・・・んっ」

ねっとりと指をあたしの中でかき回されて
初めての感覚に怖くなる。

「しゅんちゃ」
「花・・・」

その気持ちの良い感覚に怖くなって
ぎゅっとその腕に抱きついて目をつぶれば
駿ちゃんはゆっくりと指をあたしの中から引き抜いた。

息が荒くて、そんな自分にビックリして。
「花。初めて?」
駿ちゃんの少し驚いた声に恥ずかしくなったけど
素直にコクンとうなづいた。

「あ。そうか。ごめん」

その、ごめんはなんなのか。

駿ちゃんはぎゅっとあたしを後ろから抱きしめて
「でようか」
ともう一度首筋にキスをした。

2人と付き合ったけど。
駿ちゃん以上に好きにはなれなかった。

駿ちゃんを忘れたくて。
叶わぬ思いを忘れたくて付き合ってはみたけど。
そんな中途半端な気持ちで付き合った人と続く訳もないよね。

素直にバージンだと告げた後の「ごめん」は
どんな意味なんだろう。

夢ちゃんの代わりにしてごめん。かな・・・

代わりは所詮、代わり。なんだよね。


その夜、駿ちゃんはあたしの部屋には来なかった―――
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