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愛すバー
第6章 アズキ愛すバー
田辺 頼子
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温泉饅頭を手に持ったまま私も島村さんも光代さんの話しに食いつくように聞いていて、食べるのも忘れていた。
「すっごいですね~。私も彼氏に縛られてみたいかも~」
島村さんは湯のみを両手で握り締めてウットリとしていた。
「緊縛というのは身体も縛って心も縛るんだよ。私はあの日から本気で淳治を愛するようになったね」
「へえ~、なんかいいなあ」
島村さんはまたもや夢心地な乙女モードになっていた。
「で、淳治さんとはその後どうなったんですか?」
光代さんに尋ねながら、私はようやく握っていた温泉饅頭を口に入れた。
「ああ、まだ話は終わってないね」
光代さんも一口お茶を啜り、窓の外に目をやり、懐かしむように目を細めた。
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温泉饅頭を手に持ったまま私も島村さんも光代さんの話しに食いつくように聞いていて、食べるのも忘れていた。
「すっごいですね~。私も彼氏に縛られてみたいかも~」
島村さんは湯のみを両手で握り締めてウットリとしていた。
「緊縛というのは身体も縛って心も縛るんだよ。私はあの日から本気で淳治を愛するようになったね」
「へえ~、なんかいいなあ」
島村さんはまたもや夢心地な乙女モードになっていた。
「で、淳治さんとはその後どうなったんですか?」
光代さんに尋ねながら、私はようやく握っていた温泉饅頭を口に入れた。
「ああ、まだ話は終わってないね」
光代さんも一口お茶を啜り、窓の外に目をやり、懐かしむように目を細めた。
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