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愛すバー
第6章 アズキ愛すバー
淳治死因は案の定組み同士抗争での刺殺だった。
これが極道の世界・・・
ヤクザの妻...のお決まりのコースなんだろうか?
しかし私にとって淳治はヤクザではなくただの愛する男だった。
実感が沸かないまま、一人葬儀の後も亡骸を見つめる毎日が続いた。
そんなある日のことだった。
「すみません、赤松さんのお宅でしょうか?」
「ええ、そうです」
「私、すずらん生命の川西というものです」
「すずらん生命?」
「はい、生前、赤松淳治様からご加入されていまして、お受取人が奥様の光代様になられています」
淳治が生命保険・・・?
何故?
そんな事一度も聞いておらず寝耳に水だった。
これが極道の世界・・・
ヤクザの妻...のお決まりのコースなんだろうか?
しかし私にとって淳治はヤクザではなくただの愛する男だった。
実感が沸かないまま、一人葬儀の後も亡骸を見つめる毎日が続いた。
そんなある日のことだった。
「すみません、赤松さんのお宅でしょうか?」
「ええ、そうです」
「私、すずらん生命の川西というものです」
「すずらん生命?」
「はい、生前、赤松淳治様からご加入されていまして、お受取人が奥様の光代様になられています」
淳治が生命保険・・・?
何故?
そんな事一度も聞いておらず寝耳に水だった。