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愛すバー
第6章 アズキ愛すバー
良く分からないまま川西さんが淡々と保険の受け取りの書類を事務的に進め私は署名と捺印をするだけだった。




「はい、これで三日後には奥様光代様に保険金ご入金されます」




「・・・・はい」




「あ、それからこれは生前赤松様からお預かりになっていたもので、保険金が支払われる時に奥様に渡してくれと言われていたので...」




川西さんは私に白い封筒を差し出した。




私は黙ってそれを受け取った。





「では、わたくしはこれで失礼いたします」





川西さんは淳治に線香を一本あげ、去って行った。






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