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愛すバー
第6章 アズキ愛すバー
「やあ、母さん、元気そうだね」




ドアを開けたのは背が高くガッチリとした中年男性だ。




目元が何処となく、鋭く、しかし色香のある雰囲気の人だ。




「ああ、すこぶる調子がいい。淳一も元気そうだね」




光代さんは嬉しそうに返事をする。




そして私達を見て




「ほら、これじゃポーチに入らない」




と言ってケラケラと高らかに笑った。



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