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愛すバー
第7章 アンドーナツ
「先日来た息子さん...淳一さん、お幾つなんですか?」
「おや、息子に興味があるのかい?」
「いえいえ、この間のお話からどのくらい経ったのかなあって...」
「息子はもう50を過ぎたかねえ...未だに結婚しないで孫の顔も見せやしない。仕事ばかりさ」
「光代さんに似てなかなかハンサムなのにもったいない」
「やっぱり息子に興味あるんじゃないか」
ニヤリと私を見た。
「違いますってば」
光代さんが変な目で見るからなんだかこっちまで焦って、否定した。