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愛すバー
第8章 モモ愛すバー
「オバサンなんて言わないで下さいよ、僕はかなり好みでこんなに足を運んでいるんですから」
照れ隠しなのか、グラスにほんの少し残っていたビールを一気に飲み干した。
そして私も身体が熱くなるほど嬉しくて、鼓動が早くなる。
それは間違いなくビールのせいではなく響さんの言葉のせいだ。
上手に返さなきゃ、と思ったのに上手く言葉が見つからない。
「嬉しい...」
やっぱりそれしか相応しい言葉が出なかった。
照れ隠しに新しいビールの瓶を冷蔵庫に取りに行った。