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第2章 バニラ愛すバー

最後に熱い熱い息も止まりそうなほどのキスをしてトムは



「サヨナラ、ミツヨ。サンキュー」



と言って笑顔で去って行った。




トムが米軍キャンプの中に消えていくと私は手紙を広げた。



『I love you. I’ll never forget you. 』



と綴られていた。



トム...私もあなたを忘れない。



金網のフェンスの向こうをジッとジッといつまでも見つめて心に誓った。