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愛すバー
第5章 温泉饅頭
田辺頼子


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年末年始があり次にホームを訪れたの年が明けて十日も過ぎたとても寒い日だった。



お正月は主人は一人海外旅行へ行って別々に過ごした。



休み中顔を合わせなくて済んでせいせいした。



私は娘達と日帰り温泉に行ったくらいだったが、親子でのんびり楽しめたし良い年明けだった。


そこで二つの温泉饅頭を現地で購入し、それを今日は手土産にして向かった。



「伯母さ~ん、明けましておめでとう!」




伯母は私と認識していないが珍しく起きていて、ベッドの傍らにヘルパーさんが付き添っていた。



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