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最初に出逢った日のように~一片丹心・300年の恋~
第2章 過去世の記憶
 〝上杉写真館〟と小さな看板が立っている。
「こんなところに来て、どうするの?」
 物問いたげな視線で見上げると、彼は言った。
「付き合って欲しいところがある」
「何を付き合えば良いの?」
 だが、彼は無言だった。
「やっぱり、私、帰るわ」
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